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飲食店先輩経営者からのメッセージ

カッチャルバッチャル

「人の役に立つことが好き」
オーナー:田村 修司氏
住所:〒175-0005 東京都豊島区南大塚3-2-10
開業:2010年12月開業

「最初はカレーをやる予定は無かったんですよ。」田村氏にインタビューさせて頂いていた途中ネットで見た情報をについて聞いた際に教えて頂いた。
今や食べログで4点以上、東京で1位、2位を争う名店カッチャルバッチャルだが、オープン当初の8年前はメニューにカレーは無かった。

「お客様の役に立つこと、喜ばれることをお店では常に意識しています。」と田村氏。
当初無かったカレーを始めたきっかけも食べログの担当者にお客様が求めていますから。と言われたからということだそうだ。
カレーを出すか出さないかについてはそんなに抵抗はなかったそう。お客様が求めているなら出そうかな。ぐらい。
安易に聞こえるかもしれないが、「お客様が求めていた、だから作った。」という意味は極めて商売としてシンプルにして、原点。ポリシーはそこにあるのだと教えて頂いた。

田村氏は新宿で多くの人に惜しまれつつ閉店した「新宿ボンベイ」、日本で最も有名なインド料理屋の一つである「ダバインディア」と合わせて10年修業。身に付けてきたカレーを更に成長させることとなり、今のカッチャルバッチャルが生まれた。

「元々のコンセプトは「スパイス料理とお酒」を楽しんでもらうことでした」と田村氏。
インド料理はお酒に合わないとよく言われているが、実際そんなことは無いと考えていた田村氏はカレーのスパイスと日本の焼酎をメインとしたお酒全般を合わせることに主眼を置いていた。

「ボンベイやダバでやっていた時から、自分だったらこうやりたい。というものがありました。」と田村氏。繁華街という一等地に位置し、いつも多くのお客様に来て頂くお店ではなく、地域に溶け込み、狭くてもいいから坪単価も安く、従業員数も少なくできるお店を目指していた。「大塚を選んだとはそんな理由からです。」と田村氏。

地元に密着して、常連さんがお酒を飲みながらインド料理やカレーを食べに来てくれる。最初の頃はカウンターで自分ひとりしか従業員もいなくて、そんなことも多かった。
今では時間制もあったり、遠方から予約でカレーを食べに来てくれて、お酒を飲んでゆっくりして行けるような常連さんは減ったが、根本にはそういった人と人が繋がる、繋がりたいという想いがいつもある。

「今でもよくお客様と話します。来た人皆としゃべる必要は無い。嫌な人も正直います。でも気に入ってくれた人にはまた来てもらいたいと思いますし、そういう方とは仲良くなり、その人その人に精一杯、自分が持てる限り尽くす。その人の好みや名前、前回いつ来たか、何を食べて喜んでくれたか。など。」田村氏のお店が繁盛店となった今でもその想いは全く変わらない。
「なんでそうするかというと、単純に自分がそれをやられた時にすごく嬉しかった。人が人を呼ぶ。だからカレーも始めたと思う」と田村氏の想いを教えて頂くことが出来た。

日本でインド料理を専門でやる日本人シェフはまだまだ少ない。日本人なりの更なるアレンジや発想ももっとできると思うし、インド料理の裾野が今後もっと日本人にも広がっていって欲しいと田村氏は話してくれた。

「僕も8年前の今日、お店をオープンしました。厳しい世界ですが、見つめ過ぎてもうまくいかない。少し冷めた目で見ることも大事。料理が美味しいくらいでお客様が来てくれるなんて思っちゃいけない。多くの引き出しを持って、食材を深く理解する。老舗と呼ばれているお店が潰れる時代。周りを見て、食べ歩きをしたりしながら多方面から自分のお店をみることや、常にアンテナを張って時代を読むことが必要ですよ。」とアドバイスを頂きました。

 

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