事例コラム

 

小さなカフェの開業に必要な資金・資格

まずは、小さなカフェをオープンさせるために必要な資金と資格について学んでいきましょう。

 

資金

小さなカフェを開業するためには、数百万円から1,000万円ほどの資金が必要になります。（※こちらは一例です。）

ただし、開業にかかるコストは、エリアや物件内容によって大きく変わってきます。
そのため、あくまで参考程度にご確認ください。

※資金の内訳※

①初期費用
物件取得費用：100～300万円ほど
工事費用：100～600万円ほど
設備機器費用：100～300万円ほど

②運転資金
開業からしばらくの間は、客足が安定しないことが見込まれます。
そのため、半年～10ヶ月分ほどの運転資金として100～300万円ほどのお金を用意しておきましょう。
1ヶ月あたりの費用は、家賃、光熱費、材料費などが例に挙げられます。

 

資格・許可

小さなカフェを開業するためには、「食品衛生責任者」という資格と「飲食店営業許可」という許可が必要になります。

①食品衛生責任者
飲食店を開業するにあたって必ず取得しなければならない資格です。講習の受講が必要になるので、早めに準備を進めましょう。

②飲食店営業許可
保健所からこの許可を得なければ、飲食店を開業することはできません。
実際に現地での検査もおこなわれるので、計画にゆとりを持つことが大切です。

このほかに、収容人数が30人を超える場合は必ず取得しなければならない資格「防火管理者」もあります。
防火管理者は、延べ面積が300㎡以上なら甲種、300㎡未満なら乙種とあるので注意しましょう。

また、「菓子製造業許可」などが必要になるケースもあります。

自分がどの資格や許可を取得しなければならないのか、事前に必ず確認しておいてくださいね。

 

小さなカフェを開業するための5ステップ

小さなカフェをオープンするためにやらなければならない準備を「事業計画書の作成」「物件探し」
「外装・内装工事」「設備・備品調達」「メニュー考案」という5つの手順に沿って解説します。

 

事業計画書の作成

ここでいう事業計画書では、小さなカフェを開業するにあたって検討しているコスト・メニュー内容・内装や外装のデザインなどを記載します。

質の高い事業計画書を作成しておかなければ、金融機関からの融資が受けられない可能性があるので、しっかりと時間と手間をかけましょう。

 

物件探し

おすすめしたい物件の特徴としては、以下のような例が挙げられます。

・開業したいカフェの間取りに合った物件
・ライバルとなるカフェが少ないエリアの物件
・作業の動線が確保しやすい物件
・目指すカフェのコンセプトや雰囲気にマッチした物件

いくつかの不動産会社の話を聞き、より自分の希望に合った物件を見つけましょう。

 

外装・内装工事

物件を確保できたら外装と内装の工事に進みます。
小さなカフェを経営する場合は、「動きやすい動線」を意識することが大切です。

メニューの提供にどのような動きが必要になるか事前に考えておくことで、小さな店内でも効率よく業務が回せるようになります。

 

設備・備品調達

カフェに必要な設備・備品は、シンク、冷蔵庫、コーヒーメーカー、製氷機などが例に挙げられます。
一般的な飲食店と同じように、イスやテーブル、レジなども揃えておきましょう。

そのような設備や備品の調達をする場合は、新品だけでなく中古品をうまく活用することがカギとなります。
それによってコストの節約につながり、初期費用を抑えることができるでしょう。

 

メニュー考案

メニューは、ただ自分が提供したいものだけを考えてはいけません。
店舗のコンセプトやターゲットに沿ったメニューでなければ、お客様を心から満足させることは難しいからです。

第三者からの視点も参考に、お客様から評価されるようなメニューを目指してみましょう。

メニュー考案の際に迷ったら、飲食コンサルティング企業にサポートを依頼するのはいかがでしょうか。

飲食コンサルティング企業「コロンブスのたまご」では、セミナーを開催しています。気になる人はぜひお問い合わせください。

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小さなカフェの開業で失敗しないためのコツ

小さなカフェを長く経営し続けるためにも、失敗を避けるコツについて学びましょう。
ここでは、3つのコツを取り上げます。

・広告宣伝に力を入れる
・ほかの店舗にはない魅力をアピールする
・居心地の良い空間を作り出す

 

広告宣伝に力を入れる

効果的な広告宣伝をおこなわないと、最初のうちからリピーターやファンを大量に獲得することは厳しいでしょう。
まずは店の存在を知ってもらわなければ、最初の来店に結びつかないからです。

小さなカフェの場合、SNSを利用したオンラインの広告宣伝をおすすめします。
おしゃれさを写真でアピールするならInstagram、メニューの魅力を文章で宣伝したいならX（旧Twitter）など、用途に合わせてSNSを使い分けると、さらに高い効果が望めますよ。

なお、オープン前からアカウントを取得して投稿内容のストックを用意しておくと、時間にゆとりを持ったSNS運用が可能です。

 

ほかの店舗にはない魅力をアピールする

類似店舗との差別化は、店舗のブランド力を高めるためにも必要なことです。
例えば以下のような例をアピールすることで、大手チェーン店などとは異なる独自性を高められるでしょう。

・高品質なコーヒー
・ボリューミーなフードメニュー
・フォトジェニックな店内

前もって近隣にある類似店舗の特徴をリストアップしておき、内容が被らないようにメニューや内装の内容を詰めていくといいですね。

 

居心地の良い空間を作り出す

人気のあるカフェを作るためには、「お客様にくつろいでいただける空間を作ること」が求められます。
座り心地の良いイスを用意すること、無料Wi-Fiを整備すること、リラックスできるBGMを流すことなど、あらかじめ想定したターゲット層に好まれる工夫を取り入れてみましょう。
お客様に「またこのカフェに来たい」と思ってもらえるように、アイデアを出すことから始めるといいですね。

 

小さなカフェの開業を検討している方へ

小さなカフェをオープンするにあたって、資金の準備や資格の取得など、やるべきことは数えきれません。
「自分1人で作業を進めることは難しいかもしれない……」そう感じたなら、飲食コンサルティング企業の支援を受けてみてはいかがでしょうか。

弊社「コロンブスのたまご」には、これまで3,000店舗以上もの飲食店を手掛けてきた実績があります。
事業計画書の作成やメニュー考案などをはじめ、あなたの開業を全力でお支えいたします。

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