住所:東京都足立区千住2-62 吉岡ビル
開業:2016年10月開業
北千住の駅前に、国内外の豊富なクラフトビールを常時1000種以上在庫し、その場で購入することもでき、+200円の抜栓とグラスの貸し出し料を払うことにより立ち飲みでも楽しむことができるそんなお店として“びあマ”北千住店は2016年開業した。
経営は北千住で長く酒屋として商売を続けてきた酒販店が母体だ。森氏は、酒販会社の社員としてクラフトビールの販売事業部で、ネット販売や倉庫の管理を業務として担いながら、新たな地域貢献をしていくための新規事業として“びあマ”業態の立ち上げに責任者として関わったとのことだ。
「もともと弊社は北千住で長く、酒販店として地域の飲食店さんへ酒の卸や一般の消費者向けにも店舗で販売をしていました。びあマを立ち上げた経緯は、小売り店舗で酒を販売していた5年ほど前に、クラフトビールが流行始めた時期があり、ごく一部店舗にクラフトビールを3割程度置いていたのですが、お客様から販売だけではなく、立ち飲みのようにその場で飲みたいという声や、クラフトビールに詳しいお客様からの要望も多くなってきたことを感じ、販売と併設で立ち飲みの店舗ができないだろうかと考えたのが始まりです。」そう森氏は語る。
「また地域密着の酒販店として、長くお付き合いのある飲食店の大事なお取引先もあります。そういったお客様と競合とならないように、地域にはない業態であるということと、個性のある店舗を新たに地域に作ることによって、他地域からもお客様を呼び地域全体を活性化していきたい。そういった思いもあり、クラフトビール専門で販売と立ち飲みを併設した店舗のコンセプトを考えて、会社に企画を出しました。」開業してからは、酒販業の本業をいかし、ラインナップの豊富さに合わせ、徹底した品質管理、そして各クラフトビールの特色に合わせた、美味しく飲めるグラスの選択や注ぎ方の提案までを行うことで、クラフトビール好きの層を獲得し、遠方からもお店に通うファンが多くなったという。
「現在はアメリカのクラフトビールを中心に、国内のブルワリーも合わせて、新作商品が出れば定期的に入れ替えて、情報を発信しています。非常にクラフトビールに詳しいお客様も多く、中にはアメリカのブルワリーなどにも直接行かれている、クラフトビールファンもいらっしゃいます。店舗では、定期的に海外の生産者も招いてイベントなども企画開催していますが、その時は店に入りきらないほどのファンが集まるときもあります。」
クラフトビールはそれぞれ個性があり、豊富な種類や味わいが無限に広がり、様々な楽しみ方があるそれを今後も伝え続けていきたいとのことだ。