飲食店先輩経営者からのメッセージ

もともと大学時代は教職につくことを目指してたという四方氏。大学時代にアルバイトを始めた居酒屋やお肉屋の仕事の中で、お客様と楽しく触れ合える居酒屋にとても魅力をを感じていたそう。
そんな中で自身も客として通っていた個人店の飲み屋が今の四方氏のお店の原型になった。

四方氏のお店の特徴の一つはとても「家庭的」な所。いつもお客様がくつろぎ、長居できるようにと、あえてお客様から見える冷蔵庫は家庭用のタイプを導入するほどの気配りようだ。
「居酒屋の良い所は専門的なフレンチ店などと違い、気軽にいろんなお晩菜を好きに食べてもらえること」と四方氏は話します。
四方氏のお店のメニューはお客様と共に開発してきた経緯があります。本日のおすすめとして出しお客様の声や評判から良いものを残し、入れ替えていった。お客様からの声をいつも大切にしてます。現在はオープンして30年の節目になりますが、メニューは選りすぐられているものとなっている。
四方氏がお店をオープンする際、四方氏は知り合いのデザイン事務所に店舗設計をお願いしていたそうだが、急遽その方の都合でできないことに。ご自身でざっくり店舗設計図をひき、他の施工業者に持ち込むというハプニングも経験されている。
そんな四方氏のお店の人気の一品だが1位、牛すじ大根　2位、ぶり大根　3位、くじら料理各種と続く。牛すじ大根は常連のお客様からこれは和風ビーフシチューだね。と言われるほど、とろっとろに。ぶりは骨まで食べれてインスタ映えもする、くじら料理も常連さんから若い人まで幅広く人気がある。

「お客様の名刺はとっておきますね。あと手元でそのお客様とのやり取りをメモで取っていることも。」四方氏がお客様に支持される理由だ。何十年前に来て頂いたお客様がいまだに引っ越しても遠方から来て下さる。お客様のことを忘れないで覚えておくことはお客様にとってそれほど嬉しいことなのだ。

「やっぱり美味しいってお客様にいってもらったり、行きがいがあるよね～。って言ってもらうととても嬉しい」と四方氏。食べログなどのお客様の声も常にもチェックしてるそうだ。

開業者に向けて「お店を開業したら地元に愛されるようになるといいと思います。自分のお店のお客様をつくれるように。頑張れば報われますよ。」とのメッセージを頂いた。