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事例コラム

焼肉屋の開業マニュアル!必要な資金や失敗しないための準備

焼肉屋の開業を考えてはいませんか?
焼肉屋は、新型コロナ禍でも多くのお客様を集めている業態のひとつです。
業態転換を含む開業も目立つため、これから飲食店をオープンさせたい人にもおすすめします。

この記事では、今すぐに役立つ焼肉屋の開業マニュアルをご紹介します。
どうして焼肉屋が人気を集めているのかの理由についても触れていくので、ぜひ最後までお読みください。

コロナ禍でも焼肉屋は好調

焼肉

焼肉屋は、新型コロナウイルスを経てからも、以前と変わらないレベルの集客ができている代表的な業態です。
もちろんお店や地域によって状態は異なりますが、1番の要因は「換気システムが配置されているから」でしょう。
各テーブルにロースターなどの換気システムが設置されているため、お客様が不安なく料理を楽しめるからです。

また、「自宅では楽しみにくい業態だから」ということも、大きな要因だと考えられます。
家庭で焼肉をすることももちろん可能ですが、匂いや油はねがネックになるからです。
「焼肉を食べたいなら、焼肉屋に行こう」と考える人が多いため、安定した集客が可能になります。

どのような業態で飲食店を開業するかまだ決まっていない場合、焼肉屋はとくにおすすめできる業態です。

 

焼肉屋の開業マニュアル

焼肉

ここでは焼肉屋の開業を考えている方向けに、準備から開業までの流れやポイントを紹介します。

■必要な資金

焼肉屋を開業するには、約1000万円(10坪程度の店の場合)が必要です。
初期投資が比較的高いことは、焼肉店の代表的な特徴でもあります。

なぜなら、席ごとに焼き台と排気装置を設置しなければならないからです。
これに加えて、ガス設備を含む内装工事にも多額の費用がかかるでしょう。
これは、ほぼ唯一のデメリットといえます。

■資格と許可

焼肉屋の開業に必要な資格と許可は、以下のとおりです。

食品衛生責任者
食品の安全を確保するために必要な知識があることを証明した資格です。
1日講習を受ければ、ほぼ誰でも資格を取ることができます。

防火管理者
防火管理における知識があることを証明する資格です。
スタッフを含めて30名以上が収容できる店舗の場合、この資格も必要となります。
甲種は2日、乙種は1日の講習を受ければ、取得可能です。

飲食店営業許可
管轄の保健所から、飲食店営業許可を取得する必要があります。
検査が実際に行われるため、早めに準備をしておきましょう。

深夜酒類提供飲食店営業開始届
深夜帯(深夜0時から午前6時まで)にお酒を提供する場合、提出しなければならない届出です。

 

■事業計画

しっかりと作り込まれた事業計画も必要です。
資金繰りなどで不自由しないためには、焼肉屋という業態の特徴をよく理解しなければなりません。
焼肉屋の営業スタイルにおける主な特徴は、以下のとおりです。

・仕込みから提供までの手間があまりかからないこと。…調理が必要な料理が少ないため。
・人件費が少なく済むこと。…肉を焼く作業をお客様にやっていただけるため。
・時間がかかる作業が多いこと。…油はねによる清掃や網の掃除など、重労働の作業が生じるため。

以上のことから、人件費の予測や人員が必要な時間帯の把握を実施する必要があります。

 

■仕入れ先

繁盛店を作れるかどうかは、素晴らしい仕入れ先と出会えるかによって変わります。
焼肉は、素材選びが重要だからです。

どのような業者から、どの品質の精肉をどのくらいの価格で仕入れるのかを決めることで、客単価も決まっていきます。
他店との差別化も仕入れ先の違いによって変わるため、適切な業者を厳選しましょう。

 

■物件探し

最適な物件を探すことも、焼肉屋の開業には求められます。
初期投資が高額である焼肉屋に適しているのは、閉店した居抜き物件でしょう。
開業時の初期投資を大きく抑えられるからです。

または、大幅なレイアウト変更を行わずに、焼肉屋として転用できる物件を選ぶこともおすすめします。
初期投資の回収をスピーディーに行い、なるべく早く利益を確保できるようにしましょう。

 

■店舗設計

店舗設計をよく考えることも、焼肉屋開業には大切です。
その際は、「お客様一人が占めるスペースが広いこと」についてとくに考慮しましょう。

ほかの飲食店に比べて、焼肉屋に必要な設備のボリュームは非常に大きいからです。
広めのテーブルも用意しなければならないので、通常の飲食店ならば6人座れる席に、4人しか座れないこともあります。
物件探しをする時点で、現実的な客席数を想定しておかなければいけません。

また、ストックスペースが必要なことも留意すべきです。
お客様一人あたりの使用皿数が多いことや、お客様がテーブルで使うトングや焼き網などを交換しなければならないことをはじめ、通常の飲食店よりも揃えるべきアイテムが非常に多いからです。

これらに加えて、焼きカス、油、炭などを処理するスペースを考えた上で設計を行いましょう。もし不明点が多い場合は、専門家に相談することも一つの方法です。

 

■広告・宣伝

もちろん、広告・宣伝もしっかりと行いましょう。
その際は、ほかの飲食店と比べて「日常的に利用する機会が少ない店」だということを意識する必要があります。
特別なタイミングで来店するお店だからこそ、「店選びで後悔したくない」という気持ちが働きやすいということです。

なるべく新規顧客を多数獲得するために、期間限定の割引やオープンキャンペーンなどを積極的に企画しましょう。

焼肉屋開業について、より具体的なノウハウを知りたい人は、こちらのページも参考にしてくださいね。

 

焼肉屋を成功させるために大切なこと

焼肉屋

繁盛する焼肉店を作るには、素材選びがもっとも重要です。
いい肉を仕入れることができれば、誰が焼いてもおいしい焼肉を提供できるでしょう。
質の良い仕入れ先を確保できるかどうかが、繁盛のカギだということです。

また、日常的に行なう計数管理も、大切なポイントとなります。
最終調理工程が少ないゆえに、スタッフのシフト作成方法が独特であることや、清掃・メンテナンスに人件費を多く取られることから、人件費のコントロールが難しいからです。

これらをしっかりとプランニングすることが、成功への第一歩となるでしょう。

フランチャイズでの焼肉屋開業を考えている方はこちらもご覧ください。

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焼肉屋の開業のご相談は「コロンブスのたまご」へ

初期投資は高額になりがちですが、焼肉屋は軌道に乗れば高い利益が出せます。
ところが、専門的知識と豊富な経験が必要なことも、焼肉屋の特徴です。
今回ご紹介した内容を参考にしたうえで、プロフェッショナルのアドバイスがあれば、より良い効果が出せるでしょう。

飲食店コンサルティングを行う「コロンブスのたまご」は、焼肉屋開業の際もサポートさせていただきます。
素晴らしいスタートダッシュができるように、開業計画の時点からサポートさせていただきます。
ぜひ気軽にご相談ください。

飲食店営業に関する詳しい情報が気になった方は、飲食店開業セミナーへのご参加もおすすめします。

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