ミノ、ハラミ、テッポウ、シロコロ、ぼんじり、砂肝……。
さまざまな部位が楽しめるホルモン屋の開業を、夢見ている人も多いのではないでしょうか。
「ホルモン屋をオープンして、経営者になりたい」
「焼肉を扱う店舗を営業してみたい」
「業種を問わず、飲食店で成功することが夢!」
そんなあなたのために、今回はホルモン屋を開業するために知っておきたい情報を徹底解説いたします。
資金や資格の知識、立地を踏まえた物件選びや内装・外装に関する情報、失敗を防ぐ集客のコツなどについて触れるので、気になる人はぜひお読みください。
最後まで読んでいただくと、ホルモン屋をオープンするための準備が進められるはずですよ。
ホルモン屋の開業に必要な資金・資格
まず、ホルモン屋をオープンするために必要な資金と、取得しなければならない資格などについて解説します。
資金
ホルモン屋を開業するために調達しておくべき資金は、「300万円~1,300万円」ほど(※こちらは一例です。)です。
具体的な内訳は「物件取得費」「内装、外装工事費」「店舗設備購入費」「運転資金」など。
なお、出店エリアなどによって具体的な金額は変わります。
この中で意外と見落としがちな費用は、集客が安定するまでの経営をサポートするための運転資金です。
半年ほどの家賃、光熱費、食材費などをまかなえる金額を用意しておくと、安心して開業日を迎えられるでしょう。
早期閉店という結末を回避するためにも、こうして余裕を持った資金を準備しておくことが大切です。
資格・許可
ホルモン屋を開業するには、「食品衛生責任者」という資格と「飲食店営業許可」という許可を取得しなければなりません。
まず「食品衛生責任者」についてですが、一店舗に一人はこの資格保有者を設置する必要があります。
基本的には受講料の支払いや講習の受講を実施することで取得可能なので、自治体の情報を調べてみましょう。
「飲食店営業許可」は、管轄の保健所から取得する重要な許可です。取得が遅れると、オープン日が遅延してしまうこともあるので気を付けましょう。
「食品衛生責任者」と同じように、詳細情報は各自治体に問い合わせてみてくださいね。
このほかに、店舗の収容人数が多い場合は「防火管理者」、午前0時を超えてアルコールを提供する場合は「深夜酒類提供飲食店営業届出」など、別の資格や手続きが必要になることもあります。
不明点がある場合には該当する問い合わせ先に連絡し、しっかりと準備を進めるようにしてください。
ホルモン屋の開業までの流れ・準備
続いて、ホルモン屋をオープンするまでのおおまかな流れを説明します。
ここでは以下の流れに沿って解説しますが、あくまで一例として参考にしてください。
事業計画→物件選び→外装・内装工事→設備・備品調達
事業計画
ホルモン屋開業に向けてまず取り組むべきなのは、ビジネスの大元の部分を決めることになる事業計画書作成です。
事業計画書には、今後の収益に関する情報、開業の動機、取引先、メニュー内容、ターゲット層、ユニフォームなどについて記載してきます。
事業計画書をしっかりと作成すれば、金融機関から融資を受けやすくなるだけでなく、自分が目指す事業が明確化できるというメリットもあります。
もし書き方がわからない場合は、飲食コンサルティング企業のサポートを受けたり、専門家に質問したりすることをおすすめします。
物件選び
事業計画の作成とともに進めていきたいのが、飲食店を開業するための物件選びです。
ホルモン屋の物件選びで気を付けるべきポイントは、「すでに必要な設備が整っている物件を探す」ということでしょう。
ホルモン屋には欠かせない排煙設備などが完備されている物件なら、設備導入のために別途費用を支払う必要がありません。
そのうえで、開業後に一定の来客が見込めるように、まわりに競合店舗が少ない物件を選ぶようにしましょう。
飲食コンサルティング企業「コロンブスのたまご」では、セミナーを開催しています。立地や物件に関する情報について気になる人は、ぜひお問い合わせください。
『90分でわかる飲食店開業で失敗しないためのイロハ』はこちら
外装・内装工事
続いて、オープン日に間に合うように外装と内装の工事も進めていかなければなりません。
自分が目指したいホルモン屋の雰囲気にマッチした店舗になるよう、専門業者の力を借りましょう。
工事を依頼する際は複数の業者に見積もりを取ったうえで、よりコストパフォーマンスが高く、質も期待できそうな企業を選ぶといいですね。
設備・備品調達
その他の準備とともに進めていただきたいのが、ホルモン屋に必要な設備や備品の手配です。
問題なく店舗をオープンできるように、以下のものを調達しておきましょう。
・冷蔵庫
・シンク
・作業台
・ガスコンロ
・電子レンジ
・炊飯器
・食器洗浄機
・食器
・棚
・椅子
・テーブル
・レジ
など
すべてを新品でそろえると多大な費用がかかってしまうので、中古品やリースなどを活用してコストを抑えることがコツです。
ホルモン屋の開業で失敗を防ぐためのポイント
ホルモン屋を開業しても、短期間で閉業する未来は避けたいですよね。
ここではホルモン屋の開業で失敗を防ぐためのポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
上質な肉を仕入れる
ホルモン屋の評判は、提供する肉のクオリティによって変動します。
そのため、なるべく安く上質な肉が仕入れられるように努力することが必要です。
美味しいホルモンが食べられることが口コミで広まれば、自然と来客も増えていくことでしょう。
広告宣伝活動にも力を入れる
クオリティの高い肉を提供するだけでなく、まだ来店していないお客様に対する広告宣伝にも力を入れる必要があります。
なぜなら新規客が増えなければ、今後の発展が見込めないからです。
SNSの更新やビラ配りなどを定期的に実施し、店舗の名前を売ることができるように頑張りましょう。
開業時はもちろんのこと、オープン後も継続して努力していくことが大切ですよ。
独自のセールスポイントを決める
人気店・繁盛店を作るためには、「このホルモン屋は〇〇が売り!」という独自のセールスポイントを決めて、それに合った販促を進めることが重要です。
他の店舗では食べられないレアな部位を仕入れたり、おしゃれな外装・内装にしたりすることが例に挙げられます。
店舗のコンセプトを決める前にさまざまなライバル店に足を運び、独自のセールスポイントになりうる要素を見つけてみてください。
ホルモン屋を開業するなら
ホルモン屋の開業を夢見ているなら、的確な準備・対策を効率よく進めていくことが大切です。
「自分一人で作業を進めたり、必要な情報を調べたりするのが不安」
「初心者なので、飲食店を一人で開業する自信がない」
そんな人は、飲食コンサルティング企業「コロンブスのたまご」の力を借りてみてはいかがでしょうか。
不明点を質問できる窓口があるだけで、今後の準備・対策が一気に楽になりますよ。
事業計画、メニュー考案、資金調達などのサポートなども受けられるので、全体的な時短にもつながります。
さらに詳しい情報を得たい人は、WEB・電話・メール・LINEなどから気軽にお問い合わせください。