資料請求
お問い合わせ
ラインで相談

事例コラム

飲食店開業で融資相談をする時の心得え

これまで飲食店開業をサポートする中で、もっとも相談が多いのはどのようにして開業資金を確保するか?というご相談です。

人生において何度もない多額の開業資金の借入れでは、どのように綿密に資金計画をするかがとても大事な作業であり、飲食店開業後の経営状態を大きく左右するものとなります。

また、飲食店開業時に立てた計画を変更することは、とても難しく最初の設定の時点で、利益を残せない状況を作ってしまうことも少なくありません。

現在の融資の利率は好景気の時に比べて非常に低くなっていること、無担保、無保証でも引き受けてもらえることが増えているなど、以前より資金調達しやすい状況になっています、

しかし、融資を受けるということは当然、これから毎日営んでいく飲食店の営業で売上を立て、その中で返済金額分を最低でも確保しなければいけないことになります。

この状況が飲食店開業から何年も続いていくことを十分認識し、確かな計画を立てることが飲食店開業において重要課題となります。この計画に曖昧な点があることが、閉店、廃業してしまうお店のほとんどの原因であることは間違いありません。

融資をお願いする先は、知人、銀行、日本政策金融公庫といくつか選択肢がありますが、今回は、どちらに融資の相談をしても査定される審査基準として重要な点を整理してみました。(たとえ友人、知人であっても例外ではありません。)

1. 経験と実績

飲食店開業時の融資について考えている男性

今までどんな仕事をしてきて、その業界にどのように携わって来たか?

これが飲食店開業時に融資を受ける事業主の最大の信頼、評価になります。特に飲食店開業では、それまで勤務してきたお店自体の経営・運営というスキルにフォーカスがあたります。

料理だけ20年やってきた人、ソムリエを20年やって来た人、もちろんこの経歴も評価はされますが、こと経営能力に関しては別のスキルと捉えられることが多く、料理以外はわからない、ワイン以外は知らないといった偏りのある実務経験は、融資する側にとってとても大きな不安材料になります。

つまり金銭管理、計数管理にふれてきているかというところが1番の評価ポイントなのです。

もしこの経験が乏しいのなら、融資を相談する前に自分自身で資金計画を細部まで練り、この場で金銭管理にしっかり携わるべきです。

 

2. 自己資金

通帳とお金

融資する側が最初に見るところは飲食店開業の際に「必要な資金の1/3を持っているか?」という点です。

つまり、初期費用となる資金を貯めるために今まで本人が努力をして、生活をして来ているかを精査されるということです。

一般的な考え方として、900万円必要な飲食店開業で300万円の自己資金を持っていれば、600万円は融資してもらえる可能性があります。

これは、飲食店開業をするにあたって自分自身で、どれだけきちんと財布を管理していたかという判断基準になり、事業主本人の通帳に記載されている収支と今までの借入れ履歴がどう推移しているかを確認されることになります。

クライアントの方の中には、預金がほとんどない状態で融資の相談に来る方もいらっしゃいますが、これは当然、全て他人に頼る気だったのか?というように思われて仕方のない状況です。

飲食店開業の時の自己資金比率は、返済能力においても大きな差を生むことになるので、これは最低条件の一つとなります。

 

3. 計画性

飲食店の事業計画書

どのような事業計画を立てていても、もし予測した売上を下回ってしまった場合、どんな改善方法を持っているか?これも確認されるでしょう。

お店のメニューやコンセプト、どれだけ思い入れのある料理なのかは融資の審査には、ほとんど関係なく、原価がいくらの料理で、客単価はいくらを想定しているか? 

その数値から、さらに掘り下げて単日の売上金額はいくらになるのか? 

損益分岐点となる月度の売上金額はいくらになるのか?

日々の計数管理から具体的に細かく検討された利益金額がどの程度で、もし、そこまで売上が伸びなくても、返済する余力があるかどうかが焦点となってきます。やはり数字を根拠とした返済計画にフォーカスされた事業計画が必要となってくるのです。

 

4. 将来性

飲食店のスタッフと客

事業主が飲食店開業を進めるにあたって、これからの時代にあっているかどうかも査定されるポイントとなります。今まで勤務した経験のある業種と同じような業態のお店を新規開業することは、コロナ前までは融資する側にとってもっとも安心できる材料でした。

しかし、このコロナ禍で状況は一変したと言っていいでしょう。これまで一般的に利幅の大きいお酒中心の居酒屋業態は、これまでの利益率を期待できる業種ではなくなりました。それを補えるような、その飲食店ならではの集客力があるかどうかが判断材料となります。

融資の返済期間は金額にもよりますが3年から7年が一般的でしょう。このものすごく早く移り変わる時代に順応して、この3年から7年を乗り切れるかどうか?

もしくは、短期間でも大きな利幅をとり早期返済できるかどうか?これも飲食店開業において重要な審査基準となります。

 

5. 資金使途

運転資金

飲食店開業の際、融資される資金の種類として、大きく分けて運転資金と設備投資があります。

この分類作業は、なぜか事業主が一番注意を怠ってしまうところです。

融資する側が着目するのは、運転資金の予定のものが設備投資に回される、またはその逆で、設備投資予定のものを投資せずに運転資金に回すといった、いうなれば非常に計画がない使い方になっていないかという点です。

なかには、融資された後、設備投資しなかったその分の金額を早期返済に充てるよう要求されたケースもあります。飲食店開業をした直後で、資金繰りも一番不安定な時期に早期返還をすることになれば、苦境に立たされることになります。

また、そのような経営状態で追加融資を受けることは、ほぼ不可能と言っていいでしょう。それだけ飲食店開業前の資金計画は重要なのです。

 

まとめ

お金を貸す側がもっともみるところは「融資したお金が確実に返ってくるか?」この一点に尽きます。

当然のことですが、借りたものは必ず返さなければいけません。返済される可能性が高い人物であり、ビジネスであるかどうか、確実性がもっとも重要になり
ます。

融資の相談から銀行口座に資金が入金されるまでは、とても長く感じ、飲食店開業において最もロマンがなく現実的な楽しくない作業でしょう。 

しかし、経営者となり、人とものを管理していくためには、まず手始めにお金を管理できるということを証明しなければいけないのです。
長く続く不況の中、融資の面に限っては日本政策金融公庫をはじめとして、借り手が有利な情報が普段より多くあります。

 

>>新創業融資制度 日本政策金融公庫

>>創業助成金 東京都中小企業振興公社

 

これらの金融・行政機関に相談される前に事業計画の段階で弊社にご相談いただき、綿密な計画を立てることをお勧めいたします。

とても魅力的でお客様からの評価も高いお店なのに、廃業に追い込まれてしまう店舗が少なくないのが現状です。その多くは融資の返済計画や事業計画が飲食店開業の時点で歪んでしまっていることが原因です。

もっとも悲しい「売れているのに借入れを返済できない。」という状況を産まないようにセットアップすることが飲食店開業において最低条件となります。

【コロンブスのたまご】は、飲食店開業において必要な融資・資金調達のサポートをしております。お気軽にご相談ください。コロナ禍を経験した今の時代の飲食店開業プランは、また違った角度での精査が必要です。

お店のコンセプト、これまでの実務経験を活かし、融資を含めた事業計画をお店ごとに合わせてご提案していきます。【コロンブスのたまご】は業界でも数少ない飲食専門のコンサルティング会社です。

飲食ビジネスに特化したキメの細かい支援が可能です。飲食店の開店・開業支援 、売上アップ、黒字化支援、新業態パッケージ開発支援、FC本部立ち上げ支援など、飲食店に関することならどんなことでもサポートさせていただきます。

 

お問い合わせContact

お気軽にお問い合せください