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事例コラム

古民家カフェの開業方法を解説!必要な資金や3つの成功の秘訣も

「古民家カフェを開業したい!」「おしゃれな内装のカフェで、おいしいコーヒーやカフェメニューを提供したい!」と成功を夢見ている人は多いのではないでしょうか。

しかし、しっかりと経営やコンセプトに関する事前準備をしておかないと、地域に根付く飲食店にはなれません。

この記事では、古民家カフェを開業するために必要な資金、手続き・資格、おおまかな流れなどについて解説します。「立地が良い空き家・居抜き物件を利用する」などの成功ポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

古民家カフェの開業に必要な資金・手続き

コーヒーの画像

まず、古民家カフェを開業するために必要な資金や手続き・資格について解説します。

 

必要な資金

古民家カフェを開業するには、約1,000〜2000万円の費用が必要です。
(※こちらは一例です。)

金額の具体的な内訳は、以下のとおり。

・古民家購入費用…約100〜500万円
・古民家リフォーム費用…約600〜1,000万円
・現場清掃費用…約10〜50万円
・厨房設備設置費用…約30〜150万円
・電気、ガス、水道などの設置費用…約30〜50万円
・什器、備品の購入費用…約50〜200万円

一般的な飲食店開業と異なり、基本的に古民家カフェは「古民家購入費用」「古民家リフォーム費用」がかかります。
多くの場合、古民家内の片付けや清掃も必須となるため、余裕を持って資金を調達しなければなりません。

ただし、場合によっては自治体による補助金を利用できるかもしれません。
古民家再生事業などに取り組んでいる地域を探し、そこから物件を選ぶといいでしょう。

 

手続き・資格

古民家カフェを開業するためには、「食品衛生責任者」の資格と「飲食店営業許可」を取得しなければなりません。

食品衛生責任者…飲食店1店舗につき、食品衛生責任者が1名必要です。
講習会に参加することで、基本的に誰でも資格を取得できます。
調理師や栄養士の資格を保有している人は、食品衛生責任者の資格を取得する必要はありません。

飲食店営業許可…管轄の保健所から取得する、営業許可証です。
店舗の図面や申請書類の提出、現地調査などが求められます。
オープン日ギリギリの取得とならないように、なるべく早く準備を行いましょう。

なお、場合によっては「防火管理者」の資格も必要です。

防火管理者…店舗の収容人数(従業員含む)が30人以上の場合、取得が必要です。
店舗の延床面積が300平米以上…甲種、300平米未満…乙種に分類されます。

 

古民家カフェの開業方法・流れ

コーヒーを入れている画像

ここからは、古民家カフェを開業する際のおおまかな流れについて説明します。

 

①事業計画を立てる

まずは、理想的な古民家カフェ開業を見越した事業計画を立てます。
事業計画書には、コンセプト、資金計画、使用する備品などを細部まで記載します。
金融機関から融資をしてもらうには、担当者を納得させられるような現実的な事業計画が必要です。
もし1人で作成することが難しい場合は、飲食店コンサルタントからの指導を受けてみてはいかがでしょうか?
プロの目線で、漏れ・抜けのない事業計画書の作成サポートを行います。

飲食店開業を目指している方は、セミナーへの参加もおすすめします。

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②適切な物件を探す

次に、店舗コンセプトや客層にマッチした物件を探します。
インターネットで検索したり、候補にしているエリアの不動産会社に相談したりしましょう。
よい物件が見つかったら、不動産会社との契約を行います。
多くの場合でリフォームや改装が必要なので、そちらの契約も実施してください。

 

③店舗設計を行う

物件が決まったら、具体的な店舗設計を行います。
古民家であることを最大限活かすために、古民家カフェを得意とする業者への依頼をおすすめします。
なお、どんなにおしゃれな空間デザイン構築に定評があったとしても、飲食店で実績のない業者は避けるべきです。

 

④設備・備品調達を行う

次に、営業で使用する設備や備品の準備を行います。
とくに、インテリアの調達には手間と時間をかけましょう。
古民家らしいレトロな雰囲気を出せるかどうかによって、店舗の人気は左右されるからです。

新品の家具を購入するのもよいですが、廃材や不用品を使ってDIYにチャレンジするのも◎!
購入費用の削減にもつながるので、なるべく安く備品調達を済ませたい人に最適です。

 

⑤メニューを考案する

店舗準備と並行して、カフェで提供するメニューも考案しましょう。
ここで注意すべきポイントは、「理想を追い求めるだけではなく、現実的に提供可能なメニューを考えること」です。
高級素材や複雑な調理工程が必要なメニューを考えると、実際に店舗で開業する際に多大なコストが発生してしまいます。
結果的に、店舗経営が一気に苦しくなる恐れがあります。
何度も試作を重ねて、コスト面・おいしさの両方を兼ね備えたメニューを考えましょう。

 

⑥広告・宣伝を行う

オープン日を迎えるまでに、広告・宣伝も念入りに行いましょう。
とくにビジネスパーソンやファミリー層の来店が見込めない古民家カフェは、カフェ好きな層にクローズアップした宣伝が必要です。
InstagramやTwitterをはじめとしたSNSを活用するといいでしょう。
写真に関しては、ただメニューや店舗の内装を撮影するだけでは✕。
思わずいいねを押したくなるような、おしゃれな撮影を心がけてください。

 

古民家カフェの開業の成功の秘訣

カフェの内装画像

古民家カフェの開業を成功させるためには、以下の3つのポイントが大切です。

 

①立地が良い空き家・居抜き物件を利用する

古民家カフェは、基本的に「空き家物件」を利用することになります。
もし開業費用を抑えたいなら、もともと古民家カフェを営んでいた居抜き物件を活用するといいでしょう。
厨房設備を新しく設置する必要がないため、大幅に費用を削減できます。

空き家・居抜きのどちらにおいても、物件を選ぶ際は立地を重視することが大切です。
たとえどれだけ素敵な古民家を見つけたとしても、あまりに立地が悪い場所だと店舗経営のリスクが高すぎます。
お客様が気軽に足を運びやすい立地から、適した古民家を探しましょう。

 

②コンセプトを明確にする

カフェのコンセプトを明確にしてから、メニューや店舗デザインを決めることも大事です。

・おいしいコーヒーをメインにした、本格派喫茶店
・食事メニューも充実している、カフェレストラン
・メニューのビジュアルを重視する、フォトジェニックなカフェ

コンセプトがあいまいなまま開業準備を進めると、人気カフェをオープンすることは難しいでしょう。
コンセプトを明確にしなければ、ターゲットとなる客層を指定できないからです。
客層に適したメニューや集客方法を決められないため、開業成功はどんどん遠ざかります。

 

③しっかりとした資金計画を立てる

安定した店舗経営を実現させるには、データに基づいた資金計画が求められます。
どんぶり勘定は絶対に避け、売上や仕入れ値などを細かく算出しましょう。
なお、開業費用を用意するだけでなく、開業初期の運転資金(数カ月分)も用意しておくことが大切です。

 

古民家カフェの開業のご相談は「コロンブスのたまご」へ

古民家カフェの開業は、一般的な飲食店と比べて多額の費用がかかります。
できる限り開業費用を抑えるためには、居抜き物件を探すといいでしょう。
そのうえで、「立地の良い物件を探す」「コンセプトを明確にする」「しっかりとした資金計画を立てる」といったポイントを守ると、さらに成功が近づきます。

もしも自分1人で開業準備を進めることに不安が残るなら、飲食店コンサルタント「コロンブスのたまご」にご相談ください。
事業計画書の作成からメニュー考案まで、細かな部分までサポートいたします。
45年以上ものキャリアから培った、圧倒的な知識とノウハウをご提供します。
気になる方は、気軽にお問い合わせください。

 

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