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事例コラム

おにぎり屋の開業方法・流れを解説!必要な資金や3つの成功のコツも

 

「飲食店経営に挑戦してみたい!」「新規参入しやすい飲食店を開業したい!」

 

と考えている人に適した業務形態が、おにぎり屋です。おにぎりは調理工程が非常にシンプルであるので、未経験者でも比較的簡単に開業できます。失敗のリスクが比較的低く、売上が維持しやすいため、儲かりやすい業務形態の1つです。

 

この記事では、おにぎり屋の開業方法や流れなどについて解説します。開業に必要な資金・費用や、成功するためのコツについても説明していきます。物件・立地の選び方、取得するべき資格・許可などについて知りたい人も必見です。

 

最後まで読んでいただければ、おにぎり屋を開業するための知識が身につくでしょう。おにぎり屋の開業に興味がある人は、ぜひ記事を読んでみてくださいね。

 

おにぎり屋は儲かるの?

2つのおにぎりの写真

「そもそもおにぎり屋は儲かるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。

おにぎり屋は、高い技術力を求められる「蕎麦屋」や競合店が多い「カフェ」などよりも儲かりやすい業務形態といえます。

なぜなら、以下のような理由が関係しているからです。

・調理工程がシンプルかつ、特別な調理ノウハウも不要
・専用の調理器具を購入する必要がない
・小さい敷地面積でも開業できる
・商品を作り置きできるため、ワンオペでも対応可能
・高価な素材を使用することで、客単価を上げられる
・競合店が少ない

これに加えて、おにぎり屋の原価率は約30%です。「寿司屋」や「ハンバーガー屋」は材料費が高い食材を使用しているため、原価率が50%を超えることもあります。
(※こちらは一例です。)

多種多様な飲食店の中でも原価率が低いおにぎり屋は、かなり儲かりやすいことがわかりますね。

 

おにぎり屋の開業に必要な資金・手続き

趣向を凝らしたおにぎりの写真

おにぎり屋を開業するためには、いったいどのような準備が必要なのでしょうか。開業にかかる資金や、取得しなければならない許可・手続きなどについて解説します。

 

必要な資金

おにぎり屋を開業する際は、約400〜1,000万円の資金が必要になります。
(※こちらは一例です。)

内訳は下記を参考にしてください。

・物件取得費(約7坪〜)…約200〜700万円(保証金・礼金・仲介手数料含む)
・外装、内装工事費用…約100〜300万円
・厨房機器費用…約50〜200万円
・消耗品購入費用…約30〜100万円
・広告費用…約10〜20万円
・運転資金(3ヶ月〜半年ほど)…約50〜200万円

上記の金額からさらにコストカットしたい場合は、「居抜き物件を選択し、工事費用を削減する」「厨房機器はリース品か中古品を選ぶ」といった工夫をしましょう。

もし手持ちのお金だけで費用をまかなえない場合は、以下の方法で資金を調達してみてください。

・日本政策金融公庫の支援を受ける
・金融機関の融資を利用する
・国や自治体が実施している補助金を申請する

 

必要な許可・手続き

おにぎり屋を開業する場合は「食品衛生責任者」という資格を取得し、「飲食店営業許可申請」の手続きをする必要があります。

【食品衛生責任者】
飲食店を開業する際は、1店舗あたり1人が「食品衛生責任者」の資格を取得しなければなりません。
約6時間の講習会に参加することで、基本的に誰でも資格を取得できます。なお、調理師や栄養士の資格を保有している人は、講習会に参加する必要はありません。

【飲食店営業許可申請】
管轄の保健所から「飲食店営業許可」を取得することも必要です。営業許可申請書をはじめとした必要書類を提出し、後日保健所による立入検査を受けます。

もしも指摘があった場合は、再検査を受けなければなりません。飲食店営業許可証が交付されたあとは、店舗内の見やすい場所に提示してください。

これらの許可・手続きに加えて、1店舗あたりの収容人数が30名以上(従業員含む)の場合は「防火管理者」の資格も求められます。ただし、小規模なおにぎり屋を開業する場合は必要ないでしょう。

 

おにぎり屋の開業方法・流れ

6個のおにぎりの写真

おにぎり屋を開業する場合は、以下の流れに合わせて準備を進めましょう。

 

事業計画

まずは、おにぎり屋開業に関する事業計画書を作成してください。事業計画書には、以下のような内容を掲載します。

・店舗コンセプト
・顧客のターゲット
・メニュー内容
・店舗の立地、アクセス
・営業時間
・商品の販売形態
・売上計画
・投資計画(開業費用の計画)
・損益計画
・返済計画

事業計画書は飲食店を開業するために必要なものですが、初心者が作成するには多大な時間と労力がかかります。不安がある場合は、飲食店コンサルテイング企業をはじめとした専門家に依頼するといいでしょう。

 

物件探し

事業計画書の作成が完了したら、次は店舗コンセプトに適した物件を探します。おにぎり屋は、出店する立地によって大きく客層が変化する業務形態です。

学生が多いエリアなら、低価格帯のおにぎりを多く販売したほうがいいでしょう。これに対して住宅街の場合は、ファミリー層に向けて子ども向けメニューを充実させるべきです。

「自分がどのようなおにぎりを提供したいのか」をよく考え、自分が求める店舗コンセプトにマッチした立地を探しましょう。

 

外装・内装工事

次は、外装・内装工事に進みましょう。スケルトン物件と居抜き物件のどちらを選ぶかによって、工事の規模や費用が変わってきます。

2つの特徴は以下のとおりです。

【スケルトン物件】
コンクリート打ちっぱなし状態で、骨組みだけが残っている物件のことで、細部まで自分好みのデザインに仕上げられますが、工事は大規模となり、費用も高額になります。

【居抜き物件】
前に使用していたテナントの設備が残っている物件で費用を大幅に削減できます。すでに内装がほぼ完成しているため、工事の規模は小さくなりますが、デザインの自由度に制限があります。

どちらの物件を選ぶにしても、工事は飲食店に特化した業者に依頼するといいでしょう。そのほうが、飲食店ならではの動線や安全性について理解があるからです。

 

設備・備品調達

続いて、飲食店経営に必要な設備や備品を調達してください。おにぎり屋の場合は、以下が例に挙げられます。

・冷蔵庫
・冷凍庫
・ガスコンロ
・炊飯ジャー
・作業テーブル
・洗浄設備
・フライヤー(天ぷらなどを提供する場合)

おにぎりのほかに、味噌汁や漬物などを提供する設備も必要です。

 

広告・宣伝

ある程度の準備が完了したら、オープン日までに広告・宣伝活動をおこないましょう。おすすめの方法は、SNSの活用とチラシ配布です。

【SNS活用】
旧Twitter(X)やInstagramで店舗のアカウントを作成し、該当するハッシュタグを付けながら宣伝投稿を実施しましょう。

【チラシ配布】
宣伝チラシを作成し(業者に依頼してもOK)、店舗付近で配ります。

デジタルな方法とアナログな方法を、両方とも実施することが大切です。

飲食店開業を目指している方は、関連するセミナーへの参加もおすすめします。

『90分でわかる飲食店開業で失敗しないための勉強会』はこちら

 

おにぎり屋を成功させるためのコツ

おにぎりとみそ汁の写真

人気のおにぎり屋を開業して成功させるために、これらのコツを参考にしてくださいね。

 

①自宅で食べるおにぎりとの差別化をはかる

おにぎりは自宅でも気軽に食べられる料理であるので、専門店ならではのアピールポイントをつくる必要があります。豪華な具材を中に入れてみたり、ブランド米を使用したりするといいでしょう。

 

②定期的に新メニューを開発する

リピーターをつくるために、定期的(毎月・季節ごとなど)に新メニューを開発することも大切です。

春…春キャベツ、そら豆、たけのこ、菜の花など
夏…とうもろこし、青じそ、レタス、唐辛子など
秋…きのこ、山菜、栗、ねぎなど
冬…チーズ、カニなど

このような季節ならではの食材を取り上げてみると、メニュー開発のアイデアが湧きますよ。

 

③米の炊き方にこだわる

おいしいおにぎりを提供するには、米の炊き方にも力を入れる必要があります。品種や季節に適した水の配分や火加減などを学び、おいしい米を炊けるようになりましょう。

どれだけメニュー内容が充実していても、米そのものがおいしくなければ繁盛店にはることは難しいからです。

 

おにぎり屋の開業を検討されている方へ

おにぎり屋は、開業初心者でも気軽に挑戦できる業務形態です。

おにぎり屋を開業したいと考えていて、悩みや相談したいことがある場合には、飲食店コンサルテイング企業「コロンブスのたまご」にご相談ください。

事業計画書の作成からメニュー考案、広告・宣伝まで、繁盛店経営のために必要なさまざまなサポートが可能です。

おにぎり屋の開業を考えていて、不安や悩み事を抱えている人は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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