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事例コラム

一人で飲食店を開業する方法!必要な資金・資格や3つの成功の秘訣

一人で飲食店を営業することに憧れを抱いていませんか? メニュー、店舗デザイン、仕入れる食材などをはじめとした自分オリジナルの飲食店を営むことは、料理人の夢でもあります。ほかの従業員を雇わないことで、自由な経営も可能になるでしょう。しかし、一人での飲食店開業にはデメリットもあります。この記事では、一人で飲食店を開業するメリットとデメリット、具体的な開業準備方法、成功の秘訣などについて解説します。ワンオペ営業に興味のある人は、ぜひ最後まで記事を読んでみてください。

一人で飲食店を開業するメリット・デメリット

パンを売る店員
一人で飲食店を開業すると、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット①開業資金や人件費を削減できる
メリット②従業員の手続きや管理コストがいらない
デメリット①顧客満足度が下がってしまう
デメリット②売上に限界が来る

 

メリット①開業資金や人件費を削減できる

店主一人で営業を行えば、開業資金や人件費を抑えられます。
全体的に店舗デザインを小規模にすることで、物件取得費用や工事費用を削減できるからです。
ほかの従業員を雇う必要がないため、無駄な人件費もかかりません。

 

メリット②従業員の手続きや管理コストがいらない

従業員を雇用する際の手続きや管理コストがかからないことも大きなメリットです。
パートやアルバイトを雇うと、「給与支払事務所等の開設届出書」の提出や社会保険・労働保険の手続きが必須になります。
もし業務を怠ると罰則が与えられることもあるため、心理的負担が軽減されます。

また、新人の育成コストや従業員管理ツールの導入費用などを気に掛ける必要もありません。

 

デメリット①顧客満足度が下がってしまう

店主一人での営業だと充実したオペレーションが実現できず、顧客満足度の低下が懸念されます。
ワンオペによって料理の提供が遅れ、店内の清掃も行き届きません。
接客の質も低下してしまうため、リピーターやファンの獲得が難しくなるでしょう。

 

デメリット②売上に限界が来る

一人で提供できる料理の数には限界があるため、売上を伸ばしづらい点もデメリットのひとつです。
ドリンクやデザートの追加注文を促して客単価を上げようとしても、なかなか思い通りにはいかないでしょう。
ワンオペ営業で高い売上を確保することは至難の業です。

 

一人で飲食店を開業する方法

カフェの店員
ここからは、一人で飲食店を開業する際の方法について説明します。
しっかりマニュアルに沿って準備を進めれば、一人でも問題なく飲食店をオープンできますよ。

・必要な資金
・手続き、資格
・物件、設備

 

必要な資金

小規模な飲食店を一人で開業する際に必要な資金は、およそ1,000万円です。
(※こちらは一例です。)

もちろん詳しい金額は求める店舗のイメージによって変わります。詳しい内訳は、以下の通りです。

・物件取得費用…約200〜300万円
・内装、外装工事費…約250〜300万円
・厨房設備や什器の購入費用…約30〜50万円
・広告費…約5〜10万円
・備品や通信機器の購入費用…約50〜60万円
・手続きにかかる費用…約5〜10万円
・運転資金(約半年分の家賃、光熱費、食材費、広告費など)…約250〜400万円

居抜き物件を選んだり、備品を中古購入やリース契約でまかなったりすると、かなり費用は節約できます。
開業当初は思ったような売上が得られないものなので、多めに運転資金を用意しておきましょう。

 

手続き、資格

飲食店を開業する際に必要な資格は、オーナーや従業員の人数に関わらず、すべて同一です。
手続きを行わなければならない資格や許可は、以下のとおりです。調理師免許は必須ではありません。

・営業許可申請
管轄の保健所から、営業許可申請を取得しなければなりません。
担当者が実際に店舗を訪れて現地検査を行うため、早めに手続きを行うことが必要です。

・食品衛生責任者
飲食店1店舗あたり、食品衛生責任者を必ず1人置く必要があります。
1日間の講習を受ければ、基本的にどんな人でも資格を取得可能です。
栄養士や調理師の資格を持っている人は、食品衛生責任者を別途取得しなくても構いません。

・防火管理者
小規模の飲食店を開業する場合はあまり関係ありませんが、1店舗あたりの収容人数が30名以上(従業員含む)を超える場合は防火管理者の資格も必要です。

 

物件、設備

物件を選ぶ際は、「一人でもスムーズにオペレーションが行えるかどうか」を重視しましょう。
接客と調理を効率良く行うためには、10席程度のカウンターがついた物件がおすすめです。
テーブル席を多く設置してしまうと、料理を席に運ぶまでにかなりの時間がかかってしまいます。

また、業務自動化設備の導入も検討してみましょう。具体的には、以下が例に挙げられます。

・一気に大量の食器が洗える食器洗浄機
・調理の手間が省ける低温調理器
・お客様のスマホでオーダーを行うシステム

便利な機器の導入や業務のDX化を行えば、ワンオペ営業でもお客様を不快にさせない接客ができるでしょう。

 

一人での飲食店開業を成功させる秘訣

笑顔の飲食店店員
一人で飲食店を開業すると、多くの壁にぶち当たるでしょう。
そんな問題点を解決してくれる秘訣を、3つピックアップして解説します。

・ワンオペを想定したメニューを考案する
・セルフサービスを導入する
・コンサルタントに相談する

 

ワンオペを想定したメニューを考案する

まず、一人で接客・調理を行うことを想定したメニューを考えましょう。たとえば、以下が例に挙げられます。

・事前に作り置きしておけるメニュー(煮物やマリネなど)を多めに考案する
・調理に時間がかかるサイドメニュー(チャーハンや炒めものなど)は極力減らす
・開業直後はメニューの数を減らす

いざお店を開店させると、立て続けに舞い込むオーダーに対応するのにいっぱいいっぱいになってしまいます。
できる限り余裕を持って接客するために、メニューの数や内容を制限することも重要です。

少しずつ営業に慣れてきたら、メニューを追加してみてください。
スムーズなオペレーションができる環境なら、調理時間がかかるメニューを試しに入れてみても大丈夫でしょう。

なお、メニュー以外にも、ワンオペを見越した下準備は必要です。
「急いで洗い物をせずに済むように、食器を多めに購入しておく」
「片付けた食器を置いておくためのスペースをあらかじめ作っておく」こともおすすめします。

 

セルフサービスを導入する

次に、セルフサービスを積極的に導入することも大切です。以下のような施策を試してみてください。

・水をセルフサービスにする(ウォーターサーバーの導入、各座席にピッチャーを置くなど)
・券売機を設置する
・タブレット端末から、お客様が自由にオーダーできる形式に変える
・電子決済に対応させる

一人で営業を行う場合、なるべくお客様自身に細かな作業を代行していただくことが重要です。
水の補給やオーダーをやらなくなるだけで、店主の業務負担を相当削減できます。

 

コンサルタントに相談する

飲食コンサルタントに相談し、効率良い営業方法を伝授してもらうこともおすすめします。
コンサルタントは飲食店開業・営業のプロなので、ワンオペに向いた店舗の設計にも精通しています。
ほかにも適切なメニューの考案、広告宣伝方法のアドバイス、事業計画書の作成など、
開業に関することならなんでも対応可能です。
わからないことがあってもすぐに疑問に答えてくれるので、
自分一人で開業準備を進めるよりも成功する可能性が高まるでしょう。

飲食店開業を目指している方は、セミナーへの参加もおすすめします。

『90分でわかる飲食店開業で失敗しないためのイロハ』はこちら

 

一人での飲食店開業を成功させるために

一人で飲食店を開業して成功するには、開業前の時点でワンオペに対応した環境を作っておくことが重要です。
「ワンオペを想定したメニューを考案する」「セルフサービスを導入する」
「コンサルタントに相談する」といった成功の秘訣を参考にしてみましょう。

飲食コンサルタントへの相談を考えているなら、「コロンブスのたまご」にぜひおまかせください。
45年以上もの歴史を持っているため、繁盛店を育てるためのノウハウをお伝えできます。
専門家からのアドバイスがあれば、一人でも安心して飲食店を開業できますよ。
気になる方は、ぜひお問い合わせください。

 

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