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事例コラム

小料理屋を開業するなら!必要な資金・準備や失敗しないための3つのコツ

 

「小料理屋を開業してみたい!」「常連さんに愛される小料理屋をつくりたい!」

 

そんな夢を持つ人は多いのではないでしょうか。小料理屋は小規模な店舗で開業できるため、初心者でも始めやすく、成功もしやすい業務形態の1つです。

 

この記事では、小料理屋を開業するために必要な準備や知識について解説します。費用・資金、内装・外装、メニュー、取得するべき資格・許可、物件の選び方など、繁盛店をつくるために知っておくべき情報を学びましょう。

 

経営を失敗させないためのコツにも触れていくので、小料理屋の開業を目指している人はぜひ読んでみてください。

 

そもそも小料理屋とは?

なす料理の写真

小料理屋に、明確な定義はありません。一般的には、「和風の家庭料理やお酒を提供する飲食店」のことを指します。

類似業態との違いは、以下のとおりです。

居酒屋…お酒の提供をメインにする飲食店。
料亭…日本料理を提供する高級店。調理は料理人がおこない、女将は接客を担当する。
割烹料理店…小料理屋よりも高級な、懐石料理などを提供する飲食店。
スナック…女性店主が接客をおこなう、バー形態の飲食店。

 

小料理屋の開業に必要な資金・手続き

日本酒の写真

小料理屋の開業には、どのくらいの資金が必要になるのでしょうか。必須となる資格や手続きとあわせて解説します。

 

必要な資金

小料理屋を開業する際は、約800〜1,200万円の資金が必要です。
(※こちらは一例です。)

具体的な内訳をご覧ください。

・物件取得費…約500〜800万円(家賃、保証金、礼金など)
・外装、内装工事費用…約200〜400万円
・厨房機器費用…約100〜300万円
・消耗品購入費用…約30〜100万円
・広告費用…約10〜20万円
・運転資金(数ヶ月から半年ほど)…約100〜300万円

この中で注意するべき要素は、数ヶ月から半年間の運転資金です。経営を軌道に乗せるまでのあいだ、赤字経営を補うための費用を用意しなければなりません。

どのような事態が起きても対応できるように、なるべく多めに用意しておきましょう。

 

必要な許可・手続き

小料理屋を開業する際は、「食品衛生管理責任者」と「防火管理者」の資格を取得しましょう。また、「飲食店営業許可」の手続きも必要です。

【食品衛生管理責任者】
こちらは、1店舗あたり1人は保有していなければならない資格です。各都道府県ごとに実施されている講習会に参加して、資格を取得しましょう。

なお、調理師や栄養士などの資格保有者は講習会に別途参加する必要はありません。該当する資格を保有していない場合には、早めに講習会への申し込みが必要です。

【防火管理者】
1店舗あたりの収容人数が30人以上(従業員含む)の場合、防火管理者の資格も取得しなければなりません。規模が大きめの物件を取得するなら、こちらも忘れずに取得してくださいね。

【飲食店営業許可】
営業開始日の約10日ごろまでには、飲食店営業許可の申請も必要です。開業日までに実地検査を終わらせ、営業許可証を取得しなければなりません。

営業許可申請書などの必要書類を、管轄の保健所に提出しましょう。

 

小料理屋の開業方法・流れ

小料理屋で提供される料理の写真

小料理屋を開業する際は、「事業計画」→「物件探し」→「外装・内装工事」→「設備・備品調達」→「メニュー開発」→「広告・宣伝」の流れで準備を進めます。

 

事業計画

最初に、経営の事業計画を立てます。「店舗コンセプト」「メニュー内容」「ターゲット層」「立地・アクセス」「資金計画」などを記載した事業計画書を作成しましょう。

資金の融資などはこの事業計画書をもとに審査されるため、データに基づいた綿密な事業計画書が必要です。

ちなみに、専門家のサポートを得ながら作成するのも1つの方法ですよ。
飲食コンサルティング企業「コロンブスのたまご」に依頼すれば、初心者でもスムーズに事業計画書を作成できます。

 

物件探し

次に、小料理屋に適した物件を探します。インターネットで検索するだけではなく、不動産会社を訪れて実際に内見することが大切です。

いくつかの候補に絞ったら、時間帯ごとに該当エリアを訪れて、客層や混み具合を調査するといいですね。土地の雰囲気をリアルに感じることで、ターゲットに響きやすいメニューやキャンペーンを考案できます。

 

外装・内装工事

続いて、外装・内装工事に取り組みます。担当業者に工事を依頼したあとも、工事現場に直接出向いて進捗を確認することが大切です。

小料理屋に求められるのは、ほっと心が落ち着くようなあたたかな雰囲気です。日々の喧騒を忘れられるように、木や漆喰などの自然素材を使用するのもいいでしょう。

 

設備・備品調達

工事がある程度落ち着いたら、飲食店には欠かせない設備・備品を調達します。冷蔵庫やガスコンロなどの基本的な調理設備のほか、家具や食器なども買い揃える必要があります。

すべて新品で購入すると高額になってしまうため、リース品や中古品を活用して価格を抑えるといいでしょう。

 

メニュー開発

提供メニューの開発は、さまざまな開業準備と並行して実施します。メニュー考案時に重要視するべきなのは、「理想を追求しすぎないこと」です。

おいしい料理を提供したいばかりに、高級な食材を仕入れてしまってはいけません。最終的に採算が取れず、赤字経営につながってしまいます。利益を上げることを忘れずに、メニューの開発をおこなうことが大切です。

飲食店開業を目指している方は、関連するセミナーへの参加もおすすめします。

『90分でわかる飲食店開業で失敗しないための勉強会』はこちら

 

広告・宣伝

開業準備の仕上げは、広告・宣伝です。さまざまな方法がありますが、中でも地域活動に参加して地元の人に直接働きかける方法をおすすめします。

小料理屋は、お客様とのコミュニケーションが必須となる業務形態です。開業前から地元のコミュニティに参加しておくことで、自然と客足も増えていくでしょう。

 

小料理屋の開業で失敗しないためのコツ

たけのこ料理の写真

小料理屋の経営で失敗しないためには、3つのコツを意識しましょう。

 

①立地が良い物件を探す

リピーターを増やすためにも、お客様が通いやすい物件を探す必要があります。最寄り駅からの距離が近い物件や、近隣に駐車場がある物件を選ぶといいでしょう。

ただし、一般的な小料理屋は静かな雰囲気が求められるものです。立地の良さに加えて、「人通りが控えめな環境」「小料理屋に適した落ち着いた雰囲気」なども重視するといいですね。

 

②日常的に集客をおこなう

インターネットを使ったデジタルマーケティングも、小料理屋には必要です。Instagramなどで定期的におすすめメニューなどを紹介すると、新規客の開拓につながります。

SNSで興味を持ってくれたお客様を来店につなげるために、グルメサイト・地図サイトへの登録なども忘れずにおこないましょう。

 

③親しみのある接客を心がける

小料理屋ならではの親しみのある接客が、安定した経営を生み出します。なぜなら、お客様は店主との心地良いコミュニケーションを求めているからです。

お客様の名前はもちろんのこと、前回来店時の話題や悩み事なども覚えておきましょう。

 

小料理屋の開業を検討されている方へ

小料理屋は、小さな規模からでも始められる業務形態です。事業計画や物件探しなど、今回ご紹介した手順に沿って開業準備を進めていきましょう。

小料理屋の開業を検討していて、様々な不安を感じている場合にはぜひ飲食店コンサルテイング企業「コロンブスのたまご」にご相談ください。

事業計画書の作成をはじめとした各種サポート、コンサルティングサービスを提供していますので、開業準備の負担を大幅に削減できます。

小料理屋の開業について悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください。

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