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いま経営されているお店の業績が好調であれば、誰しも店舗数を増やしていきたいとお考えになられるのは当たり前のことです。しかし、何分にも初めてのことで店舗数の増やし方もノウハウも無くて困っている、そんな方のためにここでは2つの手法についてお伝えしていきます。簡潔に言えば店舗数を増やしていく方法は①直営店型店舗展開、②フランチャイズ(FC)型店舗展開があります。
①直営店型店舗展開
直営店で2店舗目の出店を考える前に、既存店を誰でも運営できるようにお店の運営に関わる仕組みをすべてマニュアル化すること。システム化してオペレーションを確立できていないといけません。「うちの店は1店舗しか無いからマニュアルは要らない」とか、「(経営者自身が)自分でお店に立っているのでマニュアルは要らない」という考えの個人経営者の方がよくいらっしゃいますが、マニュアル無くして複数店舗の経営は上手くいきません!調理、接客、清掃といった各種マニュアルを整備して見える化すること、飲食店でマニュアルが絶対に必要な理由は、すべてのお客様に平等に料理・サービス・お店の雰囲気で満足度を提供して、スタンダード(標準)を維持することにあります。これができなければ来店されたお客様全員が満足してもらえず、お店は支持されず、繁盛・繁盛継続することはできない訳です。つまり、働くスタッフによってムリ・ムラ・ムダが出ないようにすることが重要であって、前述の個人経営者の考え方であれば、その重要性を認識していないと言えます。
コロンブスのたまごでは、直営店型店舗展開の場合、“3店舗経営”理論を推奨しています。“3店舗経営”というのは、3店舗までであればチェーン店ノウハウが無くても個人で経営が十分可能です。
これは、週1日全休を取ったとしても3日に1回は各店舗で働くことができることにあります。次に既存店の近場に系列店を出店することでスタッフの行き来ができて人材を上手に活用できることにもあります。そして、3店舗とも他業種・他業態で出店することでお客様を取り合うことも無く系列店の間で回遊させることもでき、何よりも同業種・同業態での共倒れを防ぐリスクヘッジにも繋がります。最後に、各店の運営を人に任せてしまう=のれん分け制度化ができれば、運営に携わることなく不労収入を得る仕組みを作ることも可能です。
但し、経営とは人とモノとお金を活用することにあります。直営店型店舗展開はこの3つの条件が当然に必要となること、即ちどれか一つでも欠けてしまうと経営上の“ボトルネック”になることも十分に考えておかなければなりません。
②フランチャイズ(FC)型店舗展開
直営店による店舗展開についてお伝えしてきましたが、経営上で不可欠な“人とモノとお金の活用”を他人資本に委託して店舗展開する方法が、フランチャイズ(FC)型店舗展開です。「自分にFC本部ができるのかな?」、「(個人店が)1店舗だけなのにFC化なんて・・・」と感じられる方がほとんどではないかと思います。
ところが、コロンブスのたまご なら、1店舗でも黒字店であればFC化できます!
FC化する=FC本部を立ち上げるには、世の中に存在する優良店(人気店・繁盛店など)をモデル店として、新たに業態開発をすることが不可欠です。FC化の第一歩は繁盛店ノウハウを誰もが運用できるように仕組みを作ることから始めます。それは、調理の作業工程、調理の仕様書、食材の管理表、接客サービスのルール化、計数管理表など、様々な作業項目ごとの解説書を作ることです。誰でも運用できるようにするためには作業工程を簡素化する必要がある場合もあり、誰が作っても同じ味のメニュー、均一化された商品クオリティーと接客サービスと清潔感を維持し、それをどのFC加盟店でも実現・継続できるようにしなければなりません。また、ノウハウを提供する上でFC本部と加盟店との権利使用につての取り決めも絶対に必要です。
コロンブスのたまごでは長年培ってきた専門のコンサルティングノウハウを集約させて、現在とこれから先の“新時代の複数店舗展開”として飲食FC本部立ち上げのプログラムを提供することができます。それは、小さな個人店であってもビッグビジネスに化けることができる、即ちFC本部の役割・機能を極限まで小さくしてFC本部の負担を軽減し、その分をアウトソーシング(外注)することができるプログラムのことです。前述したように、①直営店型店舗展開の場合、3条件(人・モノ・お金)が揃うことが必須であって、何より直営店で投資した分を回収していかなければなりません。いわゆるハイリスク・ローリターンの直営店型店舗展開よりも、ローリスク・ハイリターンのFC型店舗展開をコロンブスのたまごが推奨するのはそのためなのです。
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