A.
出店をお考えの業種・業態、その他様々な条件にもよりますが、自己資金300万円でも飲食店の出店は可能です。
開業準備をしていく中で、初めに大きな出費として考えられるものが物件を借りる時にかかる取得費です。
それでは、東京都内で出店する場合を例に挙げて考察してみましょう。
例えば10坪で月額賃料20万円の物件を借りるとして、保証金・礼金・仲介手数料・前家賃などを合計すると300万円くらいの金額になってしまいます。そうなると、物件取得費だけで自己資金を使い果たしてしまうことになるため、お店の改装や備品を購入する資金にも開店時の食材仕入れにもお金も使えなくなります。
つまり、純粋に“自己資金300万円だけ”ではオープンすることはほぼ不可能ということになってしまいます。では、どうすれば良いかと言うと、実は開業する方のほとんどが金融機関から融資を受けて出店しているのです。
個人で担保にできるような資産が無くても借りられるの?と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、国や地方自治体の融資制度を利用すれば足りない分の資金を調達することはできます!
代表的な資金調達方法が次の2つです。
1.政府系金融機関「日本政策金融公庫」の融資制度
2.地方自治体が信用保証協会と地元の金融機関と協力して実施する創業支援の制度融資
個人で初めて事業を始めようとして、担保になり得る不動産などの資産も何も無く、また連帯保証人を誰かに依頼しようにも用立てるのが困難であれば、市中の銀行を訪ねたとしてもお金を借りるのは難しいとされています。
しかし上記の2つの方法であれば比較的に融資が受けやすいとされており、しかも原則、無担保・無保証で借りられるというメリットがあります。
但し、当然のことながら、無条件でお金を融通してもらえる訳ではなく、しっかりとした事業計画を立てて、構想が事業として成り立つのか?きちんと返済できる見込みがあるのか?を事業計画書で提示しなければなりません。
コロンブスのたまごでは、これまでに多くの飲食店の開業支援を通して、資金調達のお手伝いもしております。コロンブスのたまごは、開業シミュレーションや飲食店経営専門の事業計画書の作成ができます!お困りの際は、お電話またはメールでの無料相談にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
飲食店営業に関する詳しい情報が気になった方は、飲食店開業セミナーへのご参加もおすすめします。