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居抜き物件の意外な落とし穴

居抜き物件とは、物件に前の店舗の内装や設備、厨房が付いている物件をいいます。

居抜き物件の利点

・・・多くの場合は一から設備工事を行なうスケルトン物件と比べると工事費がかなり安くなります。従って、投資額が抑えられ借入金も少なく、さらに投資額も早期に回収できるのです。また、スケルトンに比べ工事期間を短くできますので、早くオープンが迎えられるのももう一つの利点と言えます。工事期間が短く早くオープンできるということは無駄な空(カラ)家賃等の経費を支払う必要が無いのです。

但し、前オーナーがやっていたお店をそのまま引き継いで経営するのでは、経営上上手く行くのは難しいと考えるべきです。なぜなら、前のお店は経営上で何らかの問題があったために撤退した可能性があるためです。居抜き物件の利点を最大限に活かすには、リフォームではいけません!リフォームというのは元のお店の形を変えずにキレイにするという考え方ですが、それでは前のテナントとは違うお店だとはお客様には伝わりません。正しくはリノベーションすることです。お店に新たな魅力をプラスして新しい生命を注ぎ込み、全く新しいお店として生まれ変わらせ、業態も変更してはじめて、居抜き物件を活用して飲食ビジネスで成功させることができるのです。

居抜き物件の注意点

(1)物件を見るとき、何年までお店をやっていたのかを不動産会社に確認しよう!

現在お店を経営しているという物件は非常に良いでしょう。しかしながら、2ヶ月も3ヶ月も空いた物件は厨房機器に問題が発生するケースがあります。例えば冷蔵庫、冷凍庫は常に電気が入っていることが普通ですから、お店を閉めて日数が経過するとモーターやコンプレッサー、ガスなどに問題が発生している可能性が高いと言えます。

(2)内装設備のプロを活用して資産価値を把握せよ!

内装や設備・厨房は、プロの工事業者に見てもらうのが一番いいでしょう。素人が見たくらいではその資産価値がわからないからです。もし出店したい物件が見つかったらプロに見てもらうことをお勧めします。(動かなくなった機械や使えない機械、店舗の匂いなど内装譲渡金を払ってからでは手遅れになるからです)

(3)リース物件に気をつけろ!

物件によっては内装や設備、厨房など、リースを利用する人もいることから、必ずリース契約を行なっているものがないかを確認することが必要です。もし内装譲渡契約を締結してお店がオープンした後に、リース契約をした厨房機器であることが分かった場合、そのリース会社がリース契約している設備や機器を持ち帰るというケースがあります(リースはあくまでリース会社の資産であるからです)。

不動産契約や内装譲渡契約を行なうのであれば、もしものことを考えて、弁護士やコンサルタントを使って、契約書にリースでの問題があった場合についての条項を入れることが不可欠です。

(4)設備のリストをもらおう!

内装譲渡を行なう時に、譲り受ける内装や設備、厨房のリストを前オーナーから提出してもらい、引き渡しの際にリストを確認し、さらに、資産譲渡を契約の際に実行してもらう必要があります。そうしないと、資産を決算の際に計上できないことになり、経費の節減にならないばかりか、何かの問題が起こったときに前オーナーとのいざこざなどが発生する場合があるからです。

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